COLUMN #250 Sleeping lady

Topic: ColumnWritten by mariko hamano
2026/9/18
sleeping lady

寝起きが最悪すぎて、職場の同僚にモーニングコールをかけてもらっていた過去がある。

爆音の着信にも全く気付かず、やっと電話に出て「起きた」と話していた記憶はどこかへ消えて、目覚めると出勤時間の20分前、みたいなことがざらにあった。

自分への嫌悪感でいっぱいの中で仕事をする日は、何をやってもうまくいかなかった。

睡眠障害ではないことは病院の検査でわかっていたので、自分の体質の何かが寝起きの悪さに影響していると考えて、改善策としてたどり着いたのが白湯だった。

3日間だけ、口に入れる飲みものを全部白湯にすると目覚めが良くなる」

と言っている人がいて、コーヒーもジュースもお酒も飲まずに迎えた3日目の朝、5時前にバチッッ!!!!!と目が覚めた。

まだ鳴っていない目覚まし時計を見て本当にびっくりして、二度寝なんてできなかった。

その日から朝イチで白湯を飲むのが習慣になって、気がつくと冷え性は楽になり、生理痛もほぼなくなり、夏バテすらしなくなった。

家族にも「どうやらいいかもしれない」と伝えているうちに、夫は寝る前にケトルで湯を沸かすようになり、母は「白湯用にする」と新しくタンブラーを買っていた。

やっぱり、いいのかもしれない……

今年の春からコミュニティオーガナイザーとして仕事をするようになったので、「モーニング白湯」を同じ場所で働く人たちにも配ってみた。

お湯はいらない、コーヒーなら欲しい、と言う人たちにもちょっとずつおすすめをして、コップに白湯を注ぎはじめた。

変化はあっという間で、

エレベーターの中で「あのお湯めっちゃいい」と若手男子に話しかけられるようになり、

「マイボトルで白湯を持ってくるようになったから、他の人にあげて」という女子が現れ、

「白湯を飲んだ日は仕事が進むから、あれは業務効率化の飲み物だ」と口コミを広めるおじさままで登場した。

業務効率化はさすがに言いすぎでは?と思ったけど、他の人にも言われるので最近は白湯が魔法の飲みものみたいに思える。

落ち込むことがあると、そういう感想が心の中でじわ〜と沁みる。

わたしが職場で飲みたいものを渡しているだけで、何人かの人にそれを喜んでもらえて、わたし自身が救われている。

誰かのために自分を犠牲にしない。自分で自分を満たすことが大事。みたいなことは、テキストや映像だとあんまり入ってこないこともあるけど、人と人の間ではちゃんと体感できる。

休みの日に昼まで寝るのもやっぱり幸せな気持ちになるし、運動したあとの冷え冷えのポカリよりおいしい飲みものってある?とか思うけど、便秘の人、疲れやすい人、不眠の人、ぜひ魔法にかかってください。

地球に生きる全てのSleeping peopleに注ぐ。

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