COLUMN #19 no music no work?

MIDORI.soに朝来てまず掃除の前にすることは、音楽をかけることだ。飯田くんという幅広いジャンルの音楽を愛する人にお願いをして天気や1日の状況や気分などをテーマにしたプレイリストを作ってもらっていて、その中から今流したいプレイリストをかけるのだ。今週の月曜日朝は、週末明けで山に行くような清々しい気持ちが良くて「Drive / Moutain」にしてみた。私もかつては音楽なんて聞いている場合じゃないと思って仕事をしていた時期もあったけれど、今はもうBGMがないとしっくりこなくなっている。科学的には生産性が落ちるという研究もあるそうですが...。人の気配とともに自分だけが孤独に仕事しているという気持ちからの開放や、真面目なミーティングが自分の近くで行われていても音楽があることによって遠くで行われているような気持ちにもなる。ラウンジで仕事をしながらであれば、ちょっとした話題の一つになる。これなんて曲？いいね！っていう一言からバンドの説明や曲を知ったきっかけ、自分の音楽の好み、そして生き方の話まで膨らむこともある。同じ空間で働いている人が、どんな趣向でどんな生き方をしてきて、これからどんなことをしていこうとしているのか。そんなことを少しでも話すことによって、なんとなく仕事や会社が違えど働く仲間意識が芽生える。音楽の存在は、そのきっかけを与えてくれる一つとしてとても重要な役割を果たしてもくれる。音楽だけではないけれど、自分が何が好きなのかを語れる土壌があることが働く上でも大切なのではないか。機械じゃないから、私たち。