COLUMN #108 就職 (してもしなくてもいい) 相談会 2023、開催

就職ってなんでしょうね。働くってなんですか?
MIDORI.soを運営するMIRAI-INSTITUETEは、2016年に[We Work HERE -東京のあたらしい働き方100-]という本を出版しました。MIDORI.soを始めて4年目で、中目黒と表参道に拠点があった時期です。「働くこととは」をドグマにMIDORI.soをその実証実験的に始めてみて、一体何を得たのだろうか?それを表現したかったというのが出版した理由です。出版にあたり、100名の一見楽しそうに働いている人たちに、何を思って働いているのか、生きているのかにフォーカスしてインタビューをしました。もちろん紆余曲折があるものの、生きることにつながっている話をたくさん聞けたこと、そしてロールモデルなんてあってないもの、自分がそれぞれのいいとこどりでもいいから自分の道を切り拓けばいいんだ!というような勇気をもらったのがとても印象的でした。これを読んでくださっているあなた、就職ってなんでしょうね。働くってなんですか?
さて、それから感染症が猛威をふるいオフィスにいけない時期を経て2023年、私たちの「働くこと」は一体どのように変化したのでしょうか。
大学3年生になったら就活するという流れは、たいして変わってないし、安定的な大きな会社に入るという風潮もまあそうだよね、というままかなと。もちろん、スタートアップでファーストキャリアを始めるとか起業ということがやりやすくなった気はしています。アメリカでは大離職時代と言われ、コロナ期を経て、自分を見つめ直すという流れが生まれたりはしていたようです。
そのような中、個人的に気になっているのは、タイパやコスパを気にする若者たち(すいませんオバさん発言)。短い時間でたくさん稼げれば、もちろんいいですよね。そりゃそうだ。でも、それ面白いの?それをすることで気持ち的にも豊かになるの?なんて思ってしまうのです。働くことって私にとっては、未来を作ることだと思っています。前に進む訳でしょ、次の世代にディストピアを残したくないし、自分にとっても住みやすい、生きやすい社会になって欲しいし。となるとやっぱり、もっと大志を抱いてもいいんだよって言いたいのです。それがあれば、時間やお金なんてってなるかもしれないし。綺麗事ばかりではないけれど、オバサン的には実体験も含め書いてます。
至る28日には「就職 (してもしなくてもいい) 相談会2023」を開催します。どこで働くか、何をするか、どんだけコスパやタイパがいいか?、の前に、働くってどういうことなのかな?ってことを考えてみてほしい。若者だけじゃなく、既存の枠に組み込まれつつ、もがいてるような方も!自分の道をちょっと拓いてみてはいかがでしょうか。
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