COLUMN #27 life in the pandemic

私がMIDORI.soのコミュニティーオーガナイザーになってもう2年になる。
とはいえ、コミュニティーオーガナイザーとしてMIDORI.soに入って2回目の出勤で最初の緊急事態宣言となり、在宅勤務になってしまったことを今でも鮮明に覚えている。今思えば、コミュニティオーガナイザーの「オ」の字も理解していないままの在宅勤務。。。。自宅から私に何ができるのだろうか、と考えた挙句メンバーに片っ端からメッセージを送った。「私にできることはこのくらいしかない。」そんな気持ちで始めたメッセージのやりとりは完全に受け身でしかなく、それを繰り返しているうちにメンバーの感情や思いを吸い切ってしまった。ペース配分も考えずただがむしゃらにやっていたので一日中メッセンジャー、LINE、Slackの通知音が鳴りまくる。数週間で「皆私のこと忘れてくれたらいいのに」とこんな感情になってしまった。笑
このままじゃいけないとデジタルデバイスから離れる時間を確保する為に両手を塞ごうと始めたのが刺繍やビーズ。「DIGITAL DETOX」という名前で創作活動を始めた。まさに在宅勤務に物申すかのようなネーミング。やってみると、考えや感情を爆発させて「このくらいしかできない私」ではない自分に出会えたことで余裕が生まれた。そうして実際に1人で活動をしていく中で、MIDORI.soメンバーの働き方と重なるものを感じ、受け身のメッセージをメンバーが求めていたのだろうか、という思いに行き着いた。
自粛明け、MIDORI.soに出勤したときに衝撃が走った。MIDORI.soに出入りする人はいくつもの顔を持っている。仕事をするときの顔。メンバー同士たわいもない会話をしているときの顔。コミュニティオーガナイザーとの会話も時には友達のようになったり、先輩になったり、同志になったりとその時々で色んな顔をする。仕事や業種に関係なくメンバー1人1人が色んな自分に出会えるのがMIDORI.soだと感じた。受け身ではなく、1人の人間として会話をして良かったのだと、ようやくそこで気がついたのだ。今では「MIDORI.soの私」も、「DIGITAL DETOXの私」も全てがひとつに繋がり、どちらも大好きで欠かせない私の顔だ。
このニュースレターを読んでくれている皆さんも、これを読み終わったら一目散にデジタルデバイスを片付けて、MIDORI.soに足を運んでみてほしい。実際に行ってみないと分からないMIDORI.soの顔に出会えるはず。
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