COLUMN #171 好き嫌い

Topic: ColumnWritten by Miho Koshiba
2025/1/31
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気がつけば、1月はもう31日。2月は日数が少ないし、3月は新拠点準備やら小学校の卒業式でバタバタして、、、と考えるともう1年なんてすぐ終わってしまうんだろうなとブルっと身震いする。そんな中、年始にMIDORI.soをやってきて12年も経つのに初めてチームに経営計画なんてものをプレゼンしてみた。


今まで一度も経営計画なんてものをチームにシェアしてないなんて、はあ?って話に思う方も多いと思う。まあ、初期においては計画どころじゃなく前に進むことに精一杯だったし、最近は目標を立てて、それに向かって頑張ろうってのもなんかっぽくないよなと思っていたのだ。なので、計画は立てるものの、こんな感じ〜と勝手に計画の進捗に一喜一憂していたのだ。でもって、っぽくないってのは、集まってくるメンバーが気持ちよく働いて、働くことはやっぱり楽しいねえ、面白いねえという状況を作ることによって働くを発展させていきたいところを、状況を作ることが後回しで数字数字って話になってしまう、そんな会社にしてしまったら本末転倒だと思ったからだ。


よく黒崎さんが、受験勉強で勝ち取ってきた栄光は、目標を立ててそれをクリアすることが全てになってしまって、全く人として面白くないし、その目標がそもそも価値があるものなのかどうか、なんていう話もよく聞いていて共感もしていた。もちろん今も。


そのような気持ちがあったのだけど、弊社敏腕若手取締役から、「やっぱりここはビシッと!」という話をもらってプレゼンすることにした。そういう時期だとも私が自覚していたのを後押ししてもらえた。ただ、プレゼン後のチームの反応にドキドキした。


結果、みんなの反応は、「待ってました!コレコレ!」というほうが多かったのだ。ほへ?そうなの?そんなこと期待してたの?


船長として、舵取りと共にみんなが船員の一員となって、ワンピースのように進んでいくことを求められていたのか!よっしゃ、今年もがんばるぞ、と単純な私はやる気スイッチが入った。そう、やらなきゃ2025


話はそれるが、ちょうど食べるって目的持って食べてないよね。おいしいかどうか。でも最近は、頭でっかちになりすぎていて、おいしいを頭で考えてしまう、そんな風潮ありそうよね。そんな話を友人とした。


再度、事業計画のことを考えてみると、これまで目標に向かってというよりも好き嫌いとかやりたいかやりたくないか、面白いか面白くないかでやってきたように思う。やる気もないのに目標を決めて進むよりも、やりたいからやるという熱量は何にも敵わないだろう。目標だって、その人の好き嫌いとかからじわじわっと滲み出てきて、だからこそやる気が沸いて、そこに到達するためにはどうしたらいいかと考え始めて行動に移すだろう。


頭でっかちになりすぎず、ありたい目標に向かって進む。どっちも備えている。それは強いだろう。ふふふ。そんなチームでいきたい。

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