COLUMN #130 わー、人に生かされてる!

大学と服飾専門学校のダブルスクールから晴れてこの春で卒業することとなりました。
MIDORI.soにインターンとして入社したのは2022年7月。大学3年を終え、休学したタイミングだった。大学1年の時に張り切りすぎて精神が疲弊してしまい、そこにパンデミックが重なったこともあって無気力人間になっていた。どうにか自分を奮い立たせて、社会との接点を作らねばと思い応募したのがMIDORI.soのインターンだった。
「つい最近まで寝てばかりだった私がこんなに仕事を任されてる!?」
馬喰横山のスタジオに配属された私はウキウキだった。誰かのモノ作りを間近で見ながら、そのお手伝いができてさらに感謝までされるなんて。こんなにいい仕事はなかなかない。なによりも私の無気力さをかき消すほど、MIDORI.soにいる人たちは情熱を持って働いていた。そんな人たちに囲まれていたら、私も感化され、自身の制作にも打ち込めるようになっていった。気付かないうちに無気力からの脱却に成功していた。
そういった内なる変化に加えて、周囲からの支えにも次第に気付き始めた。それまで1人プレーで頑張ろうと虚勢を張っていたが、MIDORI.soでの出会いをきっかけに、これまで構築してきた人との関係の有り難みや私を応援してくれる人たちの存在をやっと認識することができた。それは歳が離れていても対等かつ真摯に話ができる人たち、同世代の全く境遇の違う子達と出会いがあったからこその発見だった。
無気力を表すapathyの語源は古代ギリシャ語のa(否定) + pathos(情熱)から来ているそう。無気力でどうしようもなかった私が活力を取り戻したのは、MIDORI.soにいる人たちの情熱をもろに浴びたからだった。わー、人に生かされてる!
この春から営業職で内定をもらっていた会社に勤める予定だったが、なんと職種が変わり、エンジニアになることに。モノづくりが好きと言っていたら形を変えて戻ってきた。これからも「人に生かされてる!」ということを念頭に置いて、次は自分が周囲の人に情熱を与えられるような存在になれたら万々歳。
最後に、MIDORI.soのメンバーやスタジオにお越し頂いた方々、スタジオメンバーの皆さま大変ありがとうございました!私が愛してやまない馬喰横山のスタジオに是非遊びに来てください!
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