COLUMN #142 何が問題かが問題だ

今、MIDORI.soの本、ブックレットを企画、編集しています。
そもそも、MIDORI.soを作る時、まずはInstitute for the future.と言うインディペンデントシンクタンクを作ろうと言うことを試みました。しかし日本では独立したシンクタンクは存在せず、大学や銀行のシンクタンクしかないことが分かりました。
僕らは、考えることが好きで、色々な人と話しをして、考えることをプロの立場でしたいと言う事になりました。しかしその状況を作る為に、先ずは、中目黒にある、蔦に覆われた建物を借りて、そこをシェアオフィスにして、皆んなで、助け合って、刺激し合って、会議室やキッチンやラウンジやライブラリーも作り、働く環境を作ろうと言うことになりました。ミドリの蔦に覆われていた廃墟の様なビルから、Maison de Vert メゾンドベール 緑の館、そしてMIDORI.soと名付けました。
昔、椎名町にあり、手塚治虫や赤塚不二夫など、日本の漫画家がいた、トキワ荘という場所をイメージして、皆んなで助け合って、影響し合って、アシスタントもシェアし合って、食事も一緒に食べたりした場所、と言うかシェアハウスのような場所をイメージして、コミュニティを作ることを考えました。そこから日本のコミックはどんどん進化して、いまや世界中の人々から日本のマンガは注目されて来ています。こうしたことから働くコミュニティを使って、みんな影響し合い、仲良く働く環境を作ることにします。
そのときは、まずは「何が問題かが問題だ」と言うことを掘り下げることを出していきたい。日本の最近の優等生は出来るだけ早く正解を出すための教育ばかり受けているけど、今の時代は何が問題か?を掘り下げる事が先ずあり、そこから考えることを話したい。その事を中心に未来の働き方、新しく、地方や自宅や会社のデスク以外とオフィスで働くことを混ぜて、働くことなどが出来るように環境を整えていきます。一方、現在の世界を観ると、戦争や経済的な不安定など、予測不可能な状況が見受けられます。
一方AIやSNSなどの進歩から、本来ならもっと良い世界になるはずなのに、なかなか人々は仕合わせにはならない。スマートやクレバーになりはするがワイズにはならない。ここを乗り越えていくにはどうすればいいか?We shall overcome some day.
MIDORI.so Newsletter: