COLUMN #31 books as weapons

Topic: ColumnWritten by Miho Koshiba
2022/3/4
#31 books as weapons

チームは現在約15人。多様なバックグラウンドをもつ故、それぞれの得意不得意も様々だ。出来ないことを出来るようにしなければいけない、というよりは互いに得意不得意を理解してその凹凸をみんなでカバーしていこうというチームを目指している。とはいえ全体の底上げは重要なので、その1つとして最近「課題図書」という形で読んでみるといいんじゃないかという本をチームの希望者に紹介している。

本からインプットを得て、私も含め各人のアウトプットに貢献できたらいいと思っていたが、さらに本を通じたコミュニケーションが副産物として非常に有意義なものだということに気づいた。感想をチームにシェアしたり、それをどのように活かしていけるかまで議論できることはなんだか今までよりも深いコミュニケーションのような気がした。好奇心が花開く瞬間はとても刺激的だ。

最近紹介したのは、『僕は君達に武器を配る』という本。昨今の世界情勢や地球温暖化という人類が直面している危機に対してもうあの物理的な武器はいらない。それよりも自分の頭で考えて生き抜く力が真の武器だ!という話。まさに今物理的な武器を使った侵攻が世界では起きているが、分散型自立組織(DAO)の勃興はじめ、人がそれぞれ自分の頭で考えて行動することができること=武器の時代をひしひしと感じる。

本だけでなく、映像でも音声でも自分が感じたことや刺激を受けたことをちょっと周りにシェアすることでさらに世界が広がる。そこから実は何か新しい仕事や活動の種が芽生えるかもしれない。ぜひ気が向いたら席の隣の人や久々に会う友達とやってみてほしい。きっと新しい気づきがあるはずだ。また、そのようなことを遠慮なく、躊躇なくできる環境を作れたらと思っている。チームだけでなく、MIDORI.soがそんなところであるべきだと強く思っている。MIDORI.soはこれからの武器を持つ人が集まるところだから。

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